便秘解消は便意を我慢する必要はない

便秘の人は便秘解消と言うと下剤のような突然便意が来てしばらくトイレからでれないようなものを想像するかもしれません。
特に朝食を摂って仕事に向かうときに、便意が我慢できず電車に乗れなかったり家を出るのが遅れたりという心配をすることもあるでしょう。
便秘解消をするためには便意を我慢することは絶対に避けたいものです。
『今は時間がないから』とせっかくの便意を我慢してしまうと下りてきた便は行き場がなくなってしまいます。
便が排出できないと直腸に残ったままになってしまいます。
直腸は便の水分を吸収をしてしまうので溜めこんでしまうとどんどん便が硬くなり便が排出されにくくなります。
そうすると腸内に滞留便がたまってしまい便秘を慢性化してしまう原因になります。
また、頻繁に便意を我慢すると腸が便を溜めることに慣れてしまいます。
便が腸にあることが当たり前になると腸も便を出そうとしなくなります。
最終的には便を溜める習慣ができてしまい便意が起きなくなってしまいます。

思春期はトイレに行くこと、外で排便することに抵抗があって我慢する人も多いです。
これは、慢性的な便秘を引き起こす原因になるので絶対にやめなければならないのです。
便秘が慢性化すると太りやすくなったり肌が荒れたりと思春期に悩むトラブルを引き起こす原因にもなります。
ですから、便意を感じたら必ずトイレに行きそのタイミングで排便することが大切です。

では、便意を我慢することなくきちんとそのタイミングで排便できるようにするためには何をすればよいのでしょう。
便意が起きたら必ずトイレに行けるよう時間の計算をして過ごすことが大切です。
便秘を治しているときにはまだ排便のタイミングがつかめず急な便意に襲われることもあります。
しかし、便秘が良くなればだんだんタイミングがつかめるようになります。
朝食を食べてどのくらいで自分がトイレに行きたくなるかがわかればそれを計算して起床時間を設定すればよいのです。
ここがつかめれば他の場面でも食事と排便のリズムがつかめ、上手に便意と付き合えるようになります。
是非、便意を我慢せず排便できるようにし、便秘解消をしましょう。